東京が台風の猛威に晒されているなか、ベトナムに来ています。連続猛暑日の日本に比べてベトナムは30度そこそこ、またスコールもあり、暑さはそれほど感じません。
今回の訪問の目的は2019年度に来日して介護福祉士を取得することを希望する学生さんと保護者との面談及びこのプログラムの説明会です。
翰林日本語学院の長岡校長先生と、大賀先生にもご同行いただき、その適性や日本語力を検証しています。また翰林日本語学院からDUCTRI日本語学校に対して授業展開のいくつかの提案をしていただく予定になっています。
さて、一日目は説明会から始めました。
学生とその保護者また学校関係者あわせて30名を超える方々が熱心に話を聞いてくださいました。
色々考えましたが、正直に来日後のお金の流れや手元に残るお金の額などもお話しました。
そしてこう伝えました。「見て分かるように、長くいるだけ、普通の生活をしているとお金が貯まる傾向にあります。ただこれは、日本語が上手になり、お年寄りとよりよいコミュニケーションが作れるようになること、どんどんいろいろな人と関係をつくりながら仕事をして、みんなからの評価を得られた結果であって、相当な努力が必要であることはいうまでもありません。」
2017年度生に対しては努力を評価する一方、指示待ちが多く積極性が少ないという声もありました。これは日本人の問題でもあり、誰もがこうしたコミュニケーションを通じてしか良い関係や良い仕事はできないことを理解しなければならないことだと思います。
その後、長岡先生を中心にして行われた希望者の面談は、概ね良い評価でした。
経理の専門学校を卒業して、ワード、エクセルが達者な人、看護の学校で基礎介護を学んだ人、など多彩でしたが、皆まじめで、熱意はひしひしと伝わりました。
そして終了後、DUCTRI日本語学校のご配慮で学生さんと夕食をいただき、学生さんが運転する車に乗せていただき岐路につきました。