- 日時 2019年7月15日(月・祝日)11時~15時半
- 場所 一番町特養
- 参加者 留学生15名 BUDDY77名 その他の方々10名
- テーマ ❶共感的理解 ❷麻痺 右、左片麻痺 片とは何か
11時過ぎに開講。今回からは3グループで行う。そのグループにバディが参画した。まず私から「留学生は、ベトナム人だけで問題を解決しない。ベトナム人同士でベトナム語で話し合ってはだめ。わからない子ことがあれば、日本人の大学生がいるのだから、その人たちに、分かるように質問をしてください。また日本人の大学生も分かるように留学生に伝えてください」と伝えました。
せっかく、日本人とベトナム人が同じテーブルにいるのだから、互いがコミュニケーションを十分にとることが大切だと思いました。
本日の問題は、添付ファイルをご覧ください(今日から音読をすることを大切にしました)
❶ トイレにいって転倒し、入院したAさん。今後様々なサービスを使って自宅で一人暮らしをするが、その際、Aさんは不安だと伝えた。この際の専門職のAさんへの対応で適切なのはどれか。という設問です。
選択肢はサービスを勧めるもの、家族との同居を進めるもののが多く、一つだけ「転ぶという本人の不安」に対応しているものがありました。正解はこの寄り添うことでした。
多分、社会福祉の勉強をしていると、オートマティックに答えが導けてしまうのですが、彼らの多くは、例えばヘルパーの毎日利用を勧めたり、子どもとの同居を進める回答を選択していました。
どうしてだろうと聞くと「Aさんが不安である気持ちはよくわかります。だからその不安を解消するためには、ヘルパーを毎日利用したり、子どもとの同居すすめてあげたい、というのです。
普通ということばがいいかどうかは分かりませんが、彼らのように考えて不思議ではない。ではなぜ、国家試験では不可かを考える必要があります。
その理由は専門職と利用者は情緒的な関係だということです。つらいことをつらいままわかろうとする、かなしいことをかなしいまま、分かりたいと思う、これが基本的には大切だということです。
悲しいときに悲しいんだね、私も分かるよっていってくれる人はひとは求めるのではないかということなのでしょう。鷲尾清一は苦しみの中にいるひとは苦しいとさ言えないといいます。そのときに必要なことはその苦しみをただ聴こうとするの姿勢だと。
時間がかかりますが、試験勉強のなかで、こういう価値をきちんと共有することが重要なのでしょう。
❷お昼休みはグループごとに自分達で考えて食事会を開いてもらいました。
何が語られたかはゆっくり聞いてみましょう。
❸午後は午前と同じように問題を変えて共感を学びました。困っている人に何か助けになることをしてあげたいとう気持ちはなかなかかえられませんが、それでもみんな「悲しいです、といわれたらその気持ちである悲しいに寄り添っていく」ことは少しずつ分かり始めていました。
そして介護の言葉
右片麻痺 肩が分からない
しかしよくきいてみると、まだ、右、左がしっかりと覚えきれていない。
だから「左半分にマヒがある状態を『右片麻痺』という」正しい?間違っている?と聞くと 多くの人が正しい、になってします。難しいね・・・
ひとの気持ちを理解し、その理解した気持ちを相手に伝えるという支援の基本、アンケートではなんとかわかってくれたようです。
次回は9月8日(日)14時から17時まで 一番町特養で行います。